ティラミスを語るうえで欠かせない
「マスカルポーネチーズ」を徹底解説

ティラミスの美味しさを左右する素材のひとつ「マスカルポーネチーズ」とは?

ティラミスを作るのに欠かせないのはコーヒーとカカオ、そしてチーズ。その中でも美味しさのカギを握っている材料のひとつがマスカルポーネチーズです。マスカルポーネチーズは、普段よく見かけるモッツァレラチーズやクリームチーズと同じナチュラルチーズに分類されます。一般的なチーズの多くは発酵後に熟成期間がありますが、ナチュラルチーズの中でも熟成させずに食べられる“フレッシュタイプ”と呼ばれるチーズの一種となっています。また、マスカルポーネチーズは他のチーズとは異なり、やわらかく、なめらかなクリーム状でホイップした生クリームのような舌触りが特長です。乳酸菌で発酵させていないため酸味は弱く、生乳やクリームなどが原料なので、濃厚な風味と甘味、コクが感じられます。クセのない穏やかな風味なので、他の素材と合わせやすく、料理からお菓子作りまで様々な用途で重宝されています。
さらに、マスカルポーネチーズのルーツを探ってみると、起源は16世紀後半から17世紀初頭にまで遡ります。原産地はイタリア北部ロンバルディア州の地域で生まれたとされているそうです。その語源は諸説ありますが、かつてイタリアを訪れたスペインの総督がマスカルポーネチーズを初めて食べて「マス・ケ・ブエノ(何と素晴らしい)!」と叫び、その言葉が訛って付けられた、と言い伝えられています。

マスカルポーネチーズは鮮度が命!ちょっとお洒落な料理にプラスしてみませんか?

もし、ご家庭でマスカルポーネチーズを使うことがある場合、1つだけ注意点があります。熟成させないタイプのチーズなので、開封後は日持ちがしないため早めに使い切ること。ストックはせず、使うときに購入するようにしてください。そんな鮮度が命のマスカルポーネチーズですが、ティラミスなどのスイーツ以外でも重宝する万能チーズです。オススメは『サーモンとマスカルポーネのパイ包み焼き』。冷凍のパイシートを使えばとても簡単に作ることができます。サクサクのパイ生地と、ほかほかしっとりのサーモン、トロトロのマスカルポーネの相性は抜群。体もほっこり温まります。また、マスカルポーネチーズは和の調味料とも合うので、意外な組み合わせではありますが、味噌とマスカルポーネを混ぜたディップソースもイチオシです!お好みの野菜のほか、パンやクラッカーに塗ってお楽しみください。

※写真はイメージです。

でも、やっぱりマスカルポーネチーズといえばティラミス!

マスカルポーネチーズの良さが存分に発揮されているスイーツを挙げるとしたら「ティラミス」は欠かせません。あの後を引く美味しさが忘れられず、ふと食べたくなるときがある不思議な魅力がありますが、それはマスカルポーネチーズのおかげといっても過言ではありません。
特にシーキューブのティラミスに使っているマスカルポーネチーズは選りすぐりの逸品です。世界中からマスカルポーネチーズを取り寄せ、理想のティラミスに合うものを探す中で出会ったのが北海道根室・釧路地区の生乳を使ったマスカルポーネチーズでした。広大な土地でストレスなく牛を育て、徹底的に質を追求する酪農家たちが作るマスカルポーネチーズは、濃厚でまろやか。エスプレッソのインパクトのある味わいにも負けない、シェフが惚れ込んだ素材です。そんなマスカルポーネチーズを使ったシーキューブのティラミスをぜひ一度ご賞味ください!

SHOP ショップ