シーキューブでは、ブランド名の由来である3つの「C」、コーヒー・チーズ・カカオを活かしたお菓子を創るため厳選した素材にこだわっています。なかでも乳製品は北海道根室・釧路地区の発酵バターやマスカルポーネなどの良質な素材を使用していますが、毎年減少を続ける酪農家様の現状に危機感を持っています。そこで、 “お菓子で人と人との幸せなつながりを”を理念としているシーキューブは、2016年から酪農家様の就農支援や酪農維持のための支援を開始。これまでに、新規就農者の方へ仔牛を贈呈したり、畜産用ヒーターなどの酪農用品をお届けしてきました。食べる人にも作る人にもハッピーな幸せのループを回しています。
霧につつまれることの多いこの地域で健やかに育つ牧草、その恵みを受けて育った⽜から搾られた⽣乳は、まさに⼤⾃然の恵みをそのまま凝縮した美味しさです。
北海道道東、根室・釧路地区に位置する浜中町は北海道屈指の良質な⽣乳の⽣産地。 ⼈⼝約7,000⼈に対して飼育されている乳⽜は2万頭を超え、夏でも気温は25度を越える⽇はほとんどない冷涼な気候で⼀帯には広⼤な牧草地が広がります。
1981年に設⽴された「酪農技術センター」では、良質な牧草づくりに不可⽋な健康な⼟壌を維持するための「⼟壌分析」、栄養満点な牧草づくりのための「飼育分析」、健康な乳⽜の飼育のための「⽣乳分析」が定期的に⾏われ、これらの分析結果をもとに酪農が営まれています。
<タカナシ乳業ホームページより>
⼀⽅で、平成25年以降の過去5年間だけみても、毎年全国で約600〜800⼾近い酪農家が離農せざるを得ない厳しい現状は決して無視できません。(※) この現実に強い危機感を持ったシーキューブでは、根釧地区の⽣乳を使った就農⽀援寄付商品を開発し、その売上の⼀部を寄付することで「酪農をアシスト」するという取り組みをスタートしました。 これは、シーキューブが⽬指す「HAPPY TO SWEET YOU 〜もうひとり、ハッピーに」という想いからはじまりました。
2016年~2019年にはJA浜中町を通じて、新規就農者の⽅へ⼦⽜を贈呈しました。 ⻘空の下で⾏われた第1回⽬の贈呈式では、乳をとりまく環境が厳しくなる中で、新しく農業に就かれる⽅が希望を持って酪農に勤しめるようにという願いを込めて4名の新規就農者の⽅それぞれに⽣後3ヶ⽉の⼦⽜を1頭ずつ贈呈。
新規就農者の⽅から『ヒカリ』と名付けられた⼦⽜には、この⼦が牧場の希望の光となるようにという思いが込められ、「ヒカリの⼦どもや孫ができるように⼤切に育てていきます」とお⾔葉をいただきました。
それから毎年、少しでも酪農に従事する方のお役に立てるよう、美味しい乳製品で美味しいお菓子をお客様にお届けできるよう、継続して活動を続けています。
※畜産の情報-平成30年2月の酪農家戸数、前年比4.3%減-2018年8月 (alic.go.jp)
2023年は牛の配合飼料などを給餌するための大型の鉄製4輪車や、麦稈を運んだり掃除に使用したり多用途なフォーク類やスコップを計6本、乳牛搾乳機(クォーターミルカー)を贈呈しました。